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身体に良い塩を見分ける3つの方法|ホメオパシーと自然食のブログ

天然塩で握ったおにぎりの写真

1. 精製塩と天然塩の違いを理解する

精製塩は、化学的に精製されており、ナトリウムと塩化物のみを含んでいます。そのため、ミネラルがほとんど含まれていないため、精製塩はナトリウムの過剰摂取につながりやすく、高血圧のリスクを増加させます。

一方、天然塩は自然のままの形で採取され、マグネシウムやカリウム、カルシウムなどの多様なミネラルを含んでいます。天然塩はミネラルバランスが良いため、適量摂取であれば健康を維持しやすいです。高血圧の予防には、ナトリウムの摂取量を抑え、カリウムなど他のミネラルをバランス良く摂取することが大切です

2. 原産地と製造方法を確認する

良質な天然塩は、海塩、岩塩、湖塩などが代表的です。特に、天日干しや自然乾燥された塩は、ミネラルが豊富で風味も優れています。製造過程で化学処理や添加物を使用していないかを確認しましょう。

平釜製法は、海水を平らな釜で加熱し、自然に蒸発させて塩を作ります。これは手間と時間がかかるため、ミネラルが豊富な高品質の塩が得られます。
工業製法では、急速に蒸発させるため、ミネラルが失われがちです。

【平釜製法工程】

1. 海水の採取

2. 濃縮(塩田やプール)

3. 平釜で加熱

4. 塩の結晶化

5. 乾燥

3. スーパーでの選び方

パッケージを確認し、「天然塩」「天日塩」「平釜製法」などの記載があるかをチェックしましょう。

成分表で、ナトリウム以外のミネラルが含まれているかも確認します。また、色やテクスチャーもチェックポイントです。天然塩は多様な色(白、ピンク、グレー、黒など)を持ち、自然な粗さがあり細かすぎないのが特徴です。

精製塩は一様に白く、粒が細かく均一です。

栄養分について

天然塩には、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどのミネラルが含まれ、これらは身体の機能をサポートします。特に、マグネシウムは心臓の健康に重要で、カリウムは血圧の調整に役立ちます。これらのミネラルは、骨の健康や神経機能の維持にも寄与します。

日本と世界の塩づくりの違い

日本では、イオン膜法や立釜法が一般的で、海水を原料とする塩がほとんどです。これに対し、世界では岩塩や天日塩が主流であり、岩塩は地中に堆積した古代の海水が固まったもの、天日塩は太陽と風の力で海水を蒸発させて作られます。

まとめ

身体に良い塩を選ぶためには、精製塩と天然塩の違いを理解し、平釜製法などの伝統的な製法で作られた天然塩を選ぶことが大切です。スーパーで購入する際は、成分表やパッケージの記載を確認し、ナトリウム以外のミネラルが含まれている塩を選びましょう。また、天然塩の摂取により、高血圧のリスクを低減し、健康を維持するための必要なミネラルをバランスよく摂取することができます。

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